この11年一緒に過ごしてきた愛車フォレスター。
距離にして26万キロにも及びます。
不調を感じ、然るべきところで診てもらいました。
結果、各所に故障の前兆が発見され車検を通しても次の車検までもつか保証できないとのことでした。
なんとか延命できないか検討はしたのですが、中古車1台分ほどの費用が発生する可能性大。
延命措置を諦め、12月の車検を前に引退することとなりました。
きっかけ
結論から申し上げるとマフラーです。
車検毎に錆止めのコーティングはしていたのですが流石に26万キロは厳しかったようです。
特にフランジが重症で膨らんで曲がった?のか後端部がバンパーに当たっています。
少し前から振動音に気が付いてはいましたがここまで重症だとは思っていませんでした。
マフラー以外は走行距離を感じさせないくらいキレイだと思うのですがどうでしょう?
グレード:2.0XS
ベースグレードに充実装備を加えたものになります。
ベースグレード乗ったことないのでわかりませんが、実際に自分の車についている装備としてはこんな感じです。
- クルーズコントロール
- 2ゾーンオートエアコン
- シートヒーター
- HIDヘッドライト
- フロントフォグ
- リアフォグ
- 16インチアルミホイール
- リアルーフスポイラー
11年も経つとほとんど標準で付いているものばかりですね。
ヘッドライトなんかLEDが標準になってきました。
ホイールも16インチなんかちっちゃいくらいですね。
DBA-SHJ
スバルと言えば毎年年次改良をかけてきます。
私の愛車は2010年10月にマイナーチェンジしたモデルになります。
マイナーチェンジにより諸々の変更があったわけですが、大きな部分ではエンジンが変わりました。
スバルが次世代型ボクサーエンジンとして開発したFBエンジンが搭載されています。
マイナーチェンジ前はスバルが昔から製造してきたEJエンジンになります。
それぞれいいところ悪いところ特徴があります。
好みがあると思うので中古車を購入の際は搭載されているエンジンの確認をお忘れなく。
気に入っている点
AWD
積雪、路面凍結にも安心のフルタイム4WDです。
四駆というとオフロード用のものと思われがちです。
しかし実際には舗装路においても有効です。
タイヤ1本が地面と接しているのはハガキ1枚分程度。
つまりFFもしくはFRの車はハガキ2枚分の面積でエンジンで発生したパワーを捌いていることになります。
フルタイム4WDではエンジンで発生した力を4本のタイヤでしっかり地面に伝えてくれます。
それにより舗装・未舗装問わず高い安定性を発揮することができます。
次世代型ボクサーエンジン
2010年10月のマイナーチェンジでエンジンが次世代型ボクサー「FB20」になっています。
従来型の「EJ20」と比べるとピストン内径を小さくし、ロングストローク化されています。
それにより中低速域のトルクの増大、燃費の向上が図られています。
実際に乗ってみても街乗り、高速共に扱いやすいエンジンになっています。
SF系フォレスターから乗り換えた人曰く「悪くないんだけど大人しくなったね」だそうです。
そりゃWRXにも積まれているようなエンジンをSUVに積んでるんだから大人しくなったと言われても仕方ないですよ。
スポーティーで楽しいエンジンが「EJ20」。
実用的でありながら走りも楽しめて経済性も悪くないのが「FB20」と言った感じでしょうか?
燃費
JC08モードにはなりますがカタログ値で15km/L。
車や信号の多い街中で10〜11km。
街中といっても東京のど真ん中と、片田舎の街中では違う数字になってくると思うので参考程度に考えてくだい。
信号などが少ないバイパスや高速道路のようなところでは12〜13km/Lくらいになります。
状況次第では18km/Lまで伸ばすことも可能です。
ハイブリッドなんかと比べるととても良い数値とは言えません。
それでも個人的には許容できる範囲なのでこれで十分かと思っています。
車を移動するためだけの道具と見れば燃費は最優先事項と言っても過言ではないでしょう。
しかし運転して楽しければ、それに燃料を費やしていると思えば少々かさむ燃料費にも納得できるのではないでしょうか?
走り
外見では左右対称の車ですが、中身はエンジンやミッションの搭載位置の関係などで左右対称でないことがほとんどです。
スバルは日本車としては珍しくエンジンを縦置きされています。
それに加えてミッションなどが一直線に配置されていることにより4本のタイヤにバランスよく重量配分がされます。
さらに重心が低いボクサーエンジンを搭載することにより安定した走りを楽しむことができます。
他とはちょっと違うのが好きな人はこういう車を選ぶと幸せになれると思います。
最低地上高
SUVで多いのが200mm。
しかしフォレスターは215mmを確保しています。
たった15mmかも知れませんが少しでも余裕がある方が安心です。
気になる点
バックランプ
バックランプと言えば車両の両サイドについているものです。
しかしこの車の場合片側をリアフォグに取られているため片側しかバックランプがありません。
当然普通の車と比較すると半分の光量になります。
正直暗いです。
ハザードをつけたりブレーキランプで照らしています。
エンジンオイル
粘度は0W-20。
特に珍しくもない一般的な粘度です。
問題は“量”。
エレメント交換時には5.2Lもの量を必要とします。
水平対向エンジンの構造上、エンジンオイルの量は多くなります。
他の車種に比べて出費がかさむのは間違いないです。
トラブル歴
なぜかはわかりませんが「よく壊れる」と言われるスバル車。
この11年26万キロの間にあったトラブルなどを紹介します。
オイルパッキン?
買ってすぐのことだったのでよくは覚えていません。
ディーラーでのオイル交換時にエンジンのオイルパッキン?シール?からの漏れが指摘されました。
初期ロットであるが故の不備であり、無償で交換してもらえました。
スバルとしてFBエンジンを最初に搭載した車種のため、この程度はあることだと思います。
サイドミラー
突然開閉ができなくなりました。
ディーラーでは内部のモーターの経年劣化とのことでした。
左右それぞれ1回ずつ交換しています。
当時駐車していた場所の治安が非常に悪かったのでイタズラの可能性も十分にあります。
ブレーキキャリパー
これも寿命で右前のみ交換しました。
そして正規ディーラーであるにも関わらず取り付け不良によりホイール1本を巻き添えにそのまま天に召されました。
ブレーキというトンデモない箇所でやってくれた整備ミス。
やらかしてくれたところでは触らせたくないので、同じいわき市内の違うスバルで交換してもらいました。
ついでに同じディーラーに12ヶ月点検を頼んだらパンクさせられて返されたこともあります。
まぁ故障というよりは人的ミス、整備ミスです。
なぜこの車なのか?
結論から言うとちょうどいいんです。
趣味が釣り、ドライブ。
妻子はなく、年間を通して多人数乗車はない。
とは言っても気まぐれに後部座席に座ってみたこともありますが決して窮屈な感じはありませんでした。
燃費も良くはないが悪いと言うほどでもない。
東北地方南部とは言え、冬には積雪、路面凍結のあり。
と言うかわざわざ積雪のある地域に出向くことすらあります。
そんな時でも余裕の地上最低高とAWDなら安心です。
SUVとは言えそこはスバル。
走りについても楽しむことができます。
しっかりした足回りでふらつくようなこともなく車高の高さを感じさせません。
SUVとして実用的でありながら走るも楽しめるのがこの車のいいところだと思います。
故障が多い?
誰だ?スバルは壊れやすいとか言ってんの。
26万キロやぞ。
むしろ丈夫なくらいやろ。
最後に
11年で26万キロ。
地球6周半にも及ぶ長い道のりでした。
別れは本当に惜しいですがいつかくるものです。
本当に頑張ってくれたと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
愛車との別れが決まり傷心中のジョージでした。