巷では2019年の新商品として「アルファスCT SV」が話題になっていますが、空気も読まず2015年発売の「アルファスSV」のインプレです。
スペック
ギア比:5.8 or 7.2
巻取り長さ:60cm or 74cm
自重:175g
最大ドラグ力:4kg
糸巻き量(ナイロン):12lb 40〜80m
14lb 35〜70m
スプール径:33mm
ギア比
ギア比は5.8と7.2がラインナップされています。
巻物用と打ち物用といった感じはしますが、正直どちらも中途半端な感じはします。
ちなみに私が所有しているのは7.2の方です。
自重
175gと非常に軽量になっています。
現行のフラッグシップモデルである「スティーズSV TW」が160gなのでその差は15gしかありません。
価格的には倍にもなるフラッグシップ機と比べても十分に軽量な感はあります。
「ジリオンSV TW」も所有していますが、比べるとかなり軽量で扱いやすいです。
価格的に結構近いので比較対象になりがちですが、軽いリールが好みの人にはTWSを犠牲にしてでも「アルファスSV」をオススメします。
糸巻き量
軽量ルアー向けのリールだけあって太いラインはそんなには巻けないです。
それでも霞ヶ浦であれば14lb70mあれば十分ではないでしょうか。
実際に不足を感じたことはありません。
今話題の「アルファスCT SV」ではもっと少なくなっています。
個人的には12lbのフロロでクランクやミノーなどのハードプラグ、14lbのフロロで3/8ozスピナーベイトや5g前後のシンカーを使用したワーミングに使用しています。
SVスプール
33mm径のSVスプールが搭載されています。
ストレスフリーバーサタイルと言うだけあって、軽量なものからある程度重いものまでストレスなく扱えます。
具体的には霞ヶ浦で使う様な高比重ワームのノーシンカー、5g前後のテキサス、1/2oz位までのハードプラグ類は快適に使用できています。
某釣具屋さんでは『ベイトフィネス』のポップがつけられていましたが、さすがに無理だと感じています。
軽量なルアーを得意とするアルファスSVですが、ベイトフィネスの領域をこなせる様ではアルファスairの存在意義が失われてしまいます。
本当にベイトフィネス、5g以下の軽量なルアーを扱う様な場合にはベイトフィネス専用機をオススメします。
外観
ジリオンSV TWと並べて見ましたが、非常にコンパクトになっています。
私のように手が大きくない人でも扱いやすいサイズです。
少々大柄なジリオンSV TWでは手に余る人でもアルファスSVなら扱いやすいと思います。
価格
2019年3月現在、カタログ落ちはしてしまいましたがネット通販では¥20,000〜¥22,000くらいのところがほとんどです。
そんな中で某ダイワ系の釣具屋ではモデルチェンジに伴う処分セールで、なんと税別¥15,000になっていました。
税込にしてもなんと¥16,200です。
ちょうど1台追加を考えていたので思わずリアクションバイトしてしまいました。
今でもその釣具屋に行くとその価格で売れ残っています。
右巻きであれば買ってしまうところですが、売れ残っているのは残念ながら左巻きなのでそのままです。
通常価格にしてもSVスプールを搭載していながら、比較的リーズナブルな価格になっていると思います。
スティーズの廉価版と思っていましたが、それにしては随分性能も良く非常にコストパフォーマンスに優れた機種だと思います。
最後に
軽くてコンパクト、扱いやすいルアーウェイトの幅も広く、それでいて安い。
非常にバランスの良く取れた優秀なリールだと思います。
スティーズSV TWも所有していますが、もちろんそっちの方が優秀なリールだとは思います。
しかしそのほぼ半値なのでスティーズを買ったつもりでギア比違いでこっちを2台買った方が釣りの幅が広がり、魚を手にするチャンスも増えるのではないかと思います。
安いので数を揃えやすいと言うのも強みだと思います。
カタログ落ちしてしまっているので、これからは新品を入手するのはどんどん難しくなっていくとは思いますが、チャンスがあればもう1台欲しいくらいです。
現状は2台所有していますが大事に使っていこうと思います。