【インプレ】レジットデザイン スタンドアウト SOC70H

2021年に発売されたレジットデザインの新シリーズスタンドアウト。
今回はその中でもSOC66XH+に次ぐパワーモデルSOC70Hのインプレになります。

購入動機

レジットデザインのHPでは「ヘビーカバー撃ち、ヘビキャロ、ビッグベイトまで対応」の文言があります。
しかし個人的にこれが欲しかった理由は別にあります。
それが「ブレードアラバマ」
手持ちのロッドだと同じスタンドアウトのSOC66XH+でもいけそうな気はしました。
しかしブレードアラバマを使う上で欲しいのは「精度」じゃなくて「飛距離」。
トレースコースをコントロールする上でも6インチ(約15cm)の差は大きい。
ということで購入に至りました。

それに加えてちょっと大きめのルアーを扱うのににちょうどいいロッドを持っていませんでした。
アベンタなどのハネモノやマグナムクランク、スウィートキラー(1.2oz)のような1.5oz程度のビッグベイトがそれにあたります。
66XH+で使うには少々軽すぎました。
Hパワーでちょっと長めのバーサタイルロッドというのがちょうど欲しかった番手だったということです。

ワイルドサイドの廉価版?

そんなことはございません。
確かに全機種税込19,800円というお手頃価格ではあります。
ワイルドサイドはショートロッド、ソリッドティップ、フロッグスペシャルなど使用用途が明確なモデルが多い印象です。
そんな中でスタンドアウトは比較的スタンダードなレングス、幅広いパワーの番手をラインナップ。
ワイルドサイドには無かった(ロングロッドに限りグリップジョイント)2ピースモデルもあります。

そしてそのラインナップの紹介文のほぼ全てにバーサタイルの文言が目立ちます。
ワイルドサイドの廉価版、下位互換モデルではなく方向性の違う別のモデルなのがわかると思います。

適応ルアーウェイト

10〜42g(3/8〜1.5oz)ともちろん重量級になっています。
ヘビキャロにしてもこれだけのウェイトを使えれば長めのレングスも相まって飛距離が稼げます。
少々重量オーバーにはなりますがチビタレル(約43.5g)やブリッツマグナム(45g)、アベンタクローラー各種(1〜2oz)、スウィートキラー(1.2oz)なんかを扱うのにちょうどイイのかなと思います。

適応ライン:14〜20lb

ラインも激太です。
使用するルアーのウェイトを考えれば適当か🤔。
スモール相手ではあまり出番のある太さではないように思う人もいるかも知れません。
でもそれで釣るのが粋ってもんですよ。

ワイルドサイドとの比較

ワイルドサイドシリーズにはHパワーだと63H、610H、72Hと3機種あります。
しかし以下の通りレングスが違うだけで扱えるラインもルアーウェイトも同じでした。

WSC63HWSC610HWSC72HSOC70H
対応ライン10〜20lb10〜20lb10〜20lb14〜20lb
対応ルアーウェイト7〜28g(1/4〜1oz)7〜28g(1/4〜1oz)7〜28g(1/4〜1oz)10〜42g(3/8〜1.5oz)
重さ108g114g144g117g(HPに表記が無いので実測)

ワイルドサイドとスタンドアウトでは同じHでも差があるのがわかります。
特にルアーウェイト。
同じHでありながら14g(0.5oz)もの差があります。
というかワイルドサイドのHって意外とルアーウェイトの上限が低い。
他のメーカーのロッドも確認しましたがHパワーだと42g程度まで扱えるものが多かったです。
上限を抑えて何か違うものを得たのだろうか🤔

太い?

なんとなく同じスタンドアウトのSOC66XH+と並べてみました。
……Hの方が太くね?
かたやMAX126g(4.5oz)もう片方はMAX42g(1.5oz)。
短くてパワーのある方が太くなりそうなもんですがこれいかに🤔

コスパ

スタンドアウトまさかの全モデル¥19,800。
汎用性も高く、幅広い番手を展開。
その上ワイルドサイドには無い2ピースモデルもあるとなれば相当なお買い得物件ではないでしょうか?
予算の限られた一般庶民の俺氏にはずいぶん優しい値段設定になっていると思われます。
結構使い回しも効きそうなので少ない本数で済みそうなのも好印象です。

実際に使用してみて

ちょっと試投程度ですがしてきました。
率直な感想としては可も無く不可も無く7フィートのHパワーのロッドです。
それゆえに「あれはできない、向かない」ということが無い感じです。
Hパワーにつきこれ一本で何でもというわけにはいきませんがパワーを生かしたカバー撃ちや、ビッグベイトなどの強めの釣りに広く使える感じです。
レングスも短くはないものの、長過ぎないのがイイ感じ。
自身72のロッドを使った際に長過ぎて扱いづらい思い出があります。
それがあったので少々不安でしたが快適に使用することができました。


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