概要
シマノのいわゆる「沈む」PEです。
沈むということで比重なんかに注目されがちが、ハリがあるのでからみにくいのも特徴です。
PEラインの基本構造として極細の原糸をより合わせてできています。
その原糸の本数によってピットブルであれば4・8・12となります。
ではこの「G5」とは何なのか?
4本撚りのPEの芯に高比重素材を1本追加したものになります。
個人的には5というより「4+1」の気がしないでもないですが、「4+」があるのでそうはいかないか……
カラー
「スティールグレー」と「ハイビズオレンジ」の2色展開。
何も考えずスティールグレーを購入しましたが見づらい😂
光の当たり方次第で本当に見えなくなります。
ということでオレンジに巻き直すことに😅
やっぱりオレンジの方が見やすいです。
実際に使用してみて
沈むPEとのことですが正直思っていたより沈まない。
比重はフロロとナイロンの間くらいなので当然の結果ではあります。
それよりもハリがあってPE特有のしなやかさがあまり無いのでティップに絡むなどのトラブルが減ったのがありがたい。
おおまかな使用感としてはPEというより硬いナイロンもしくは柔らかいフロロのような感じです。
それでいて強度的にはPEになっています。
参考までに以下が使用しているタックル。
表層系のハードプラグや大きめのワームで試してみましたがいい感じです。
- ロッド:レジットデザイン ワイルドサイド WSS69L+
- リール:ダイワ セオリー 2506H
- リーダー:ラピノヴァ フロロ カーボン ショックリーダー
飛距離
ハリがある分ガイドで抵抗になるのか通常のPEと比べると出ない気がします。
必要十分なのでそこまで気にすることはありませんが飛距離を優先するなら通常のPEを使用します。
感度
感度が良いと言われるPEですが、それはある程度テンションをかけて張っている状態での話です。
テンションがかかっていない状態では、はっきり言って悪いです。
そこでこのG5はハリがあるのでテンションをかけていない状態でもナイロン・フロロほどではないにしてもボトムの感触なんかは分かりやすいです。
0.6号〜
しかありません。
もう少し細いのが欲しかったんですが芯が入ってる分細くできないのはやむなし。
ライン自体にハリもあるので青木虫クラスの虫は使いづらいかな🤔
やっぱりちっちゃい虫系には普通のPE0.4号になりました。
注意点
ご存じのとおりPEラインは強度を表すポンド表記ではなく太さを表す号表記になっています。
PEラインの強度は原糸の太さと何本より合わせたかに影響を受けます。
故に芯が入る分PE自体の太さは細くなるので同じ号数でも4本寄りのピットブルに比べて弱くなっています。
ピットブル | 号数 | 強度(lb) |
4 | 1 | 20 |
2 | 38.7 | |
G5 | 1 | 16.7 |
2 | 30.6 |
安い!
高額になりやすいPEラインですがG5に限らずピットブルシリーズは本当に安い!。
他の追随を許さないレベルです。
このピットブルシリーズはこれまで高くて敷居が高かったPEをお手軽なものにしてくれました。
100m巻きは150m巻きに比べると割高ではありますが1000円しないのでお試しにはちょうどいいです。
正直安すぎて他のPE使えません😂
それにナイロンやフロロと比べると格段に耐久性が高いので長く使えます。
気をつけて欲しいのがAmazonで検索すると150m巻きの価格が結構上下してます。
釣具屋で買ってもかなり安いので何かのついでにチェックすることをオススメします。
色落ち
ピットブルシリーズでよく言われるのが「色落ち」ですね。
通常のピットブルも使用したことがありますが色落ちします。
別に色が落ちるだけで特に支障ありませんでした。
G5に関してですがスティールグレーは色味的に落ちてるのか分かりづらいです。
ハイビズオレンジは使用していてすぐに色がくすんできました。
視認性がそこまで損なわれるわけでもないので特に気にはなりません。
最後に
以前から気にはなっていた沈むPE。
このG5は安いし、多くの釣具屋で扱っているので入手難度も低い。
これはいいモノが出たと思いましたね。
ナイロンやフロロに並ぶ選択肢の1つになりました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
先日35にレベルアップしたジョージでした。